【イングランド】吉報続きのリバプールは後半戦巻き返せるか!?

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 プレミアリーグのリバプールに吉報が届き続けている。

 1989年に96名 の死者を出したイギリスサッカー史上最悪の事故「ヒルズボロの悲劇」の遺族を援助するために立ち上がったアーティストたちのチャリティ・プロジェクト「ジャスティス・コレクティブ」(The Justice Collective)が、1969年の大ヒット曲、ホリーズ(the hollies)の『he ain't heavy, he's my brother』をカバー。これがシングル・チャートで1位になったのだ。

 このグループはポール・マッカートニーをはじめリバプール出身のミュージシャンで構成され、選手OBで事故当時は監督として指揮を執っていたリバプールの英雄、ケニー・ダルグリッシュも参加。中にはひとりで96枚購入したファンもいたと報じられ、1週間で約27万枚を売り上げた。売上は全額、遺族に寄付されるという。

 この「ヒルズボロの悲劇」を巡る裁判は、当初はファンに過失があったとされていたが、今年9月の調査書の情報公開を機に歴史的転機を迎え、再調査の結果、警察とスタジアム管理側に非があったとして「Justice=正義」が下された。

 また、最近、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがリバプールファンであることが判明。ふたりが、6人の子どもたちに800ポンド相当(約11万円)のリバプール公式グッズをクリスマスギフトとして購入したと報じられたばかり。各界の著名人サポーターの活躍にもあやかり、リバプールはシーズン後半戦の巻き返しを図れるか。

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