【CL】欧州CL決勝トーナメント、ダークホースはココだ!
かつてビジャレアルをベスト4まで進出させたペジェグリーニ監督。今回はどんな策でマラガを上位に導くのか 12月20日、UEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会がスイス・ニヨンで行なわれ、8組の対戦カードが決定した。ミラン対バルセロナを筆頭に、レアル・マドリード対マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル対バイエルンと、過去に優勝・準優勝歴のある強豪同士がいきなり潰しあう組み合わせとなり、このうち半分がベスト16で姿を消すことになる。
【決勝トーナメント1回戦・ファーストレグ】
●2013年2月12日(火)●
セルティック vs ユベントス
バレンシア vs パリ・サンジェルマン
●2013年2月13日(水)●
R・マドリード vs マンチェスター・U
シャフタール・ドネツク vs ドルトムント
●2013年2月19日(火)●
アーセナル vs バイエルン
FCポルト vs マラガ
●2013年2月20日(水)●
ミラン vs バルセロナ
ガラタサライ vs シャルケ04
※日程は現地時間
世界最高峰のフットボール・コンペティションであるCLにとって、ビッグクラブの早期敗退は興行的魅力を損なうネガティブな要素だが、UEFAの掲げる「欧州サッカー全体の繁栄と発展」という観点に立てば、こうした波乱含みのトーナメントこそ、中・小国、中・小クラブの台頭を促(うなが)す絶好の機会とも言える。では今季のCLで、番狂わせを演じそうな『ダークホース』は、どのクラブだろうか。
ちなみに、ブックメーカー最大手の『ウイリアム・ヒル』によれば、抽選会直後のオッズでは、3.25倍のバルセロナが本命。続く5倍のレアル・マドリードが対抗馬と目され、8倍で並ぶバイエルン&ドルトムントのドイツ勢、11倍のユベントス、13倍のマンチェスター・ユナイテッドまでがトップグループを形成している。今季も「バルセロナを中心に過去のCL王者の中から勝者が生まれるだろう」というのが、大方の予想だ。
一方でオッズを逆から眺めてみると、世間の目が注がれていないダークホース的存在も浮かび上がってくる。賭け率100倍を超える圧倒的な『ボトム2』は、151倍のセルティックと、252倍のガラタサライだ。グループリーグ(以下GL)の最終節で辛うじて突破を決めた両者は、すでに「番狂わせの前科がある」という点で共通している。
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