2012.12.16

【ドイツ】
現地で本当に評価されている日本人選手は誰か? 2012通信簿

  • 鈴木良平●解説 analysia by Suzuki Ryohei
  • photo by Getty Images

日本に伝えられている通り、ドイツでも高い評価を受けている清武弘嗣。12月15、16日に行なわれる第17節を終えるとウインターブレイクに突入するドイツ・ブンデスリーガ。ドルトムントでプレイしていた香川真司がマンチェスター・ユナイテッドに移籍したものの、今季も新たに清武弘嗣と酒井宏樹がドイツにやって来て、トータル9人(1部)の日本人選手がプレイしている。もちろん、9人の中には期待通りの活躍を見せている選手もいれば、不本意なシーズンを送っている選手もいる。今季の前半戦を振り返って、現地ドイツで実際に評価されている日本人選手は誰なのか。ドイツサッカー協会S級ライセンス保持者で、ブンデスリーガの解説者として活躍する鈴木良平氏に分析してもらった。

 現在最も高い評価を得ているのは、移籍初年度にもかかわらずニュルンベルクの大黒柱として活躍する清武弘嗣だ。

 開幕からスタメンを確保した清武は、セットプレイのキッカーとして数々のゴールをアシストし、流れの中でも持ち前のボールキープ力と鋭いドリブルを武器にチャンスメイク。自らも3ゴール(16節終了時点)をマークするなど、期待通りの活躍を見せている。

 特に、毎試合安定したパフォーマンスを見せている点が高評価の要因となっている。これまでトップ下や右サイドでプレイしている清武だが、どちらのポジションでもハイレベルなパフォーマンスを見せており、ヘッキング監督とチームメイトからの信頼も厚い。

 現地メディアでも「ミニ香川」という表現で開幕当初から注目を浴びて、今ではチームナンバ-1の露出度を誇っている。香川がイングランドに去った今、ドイツメディアが最も注目している日本人選手は清武と断言していい。

 このままニュルンベルクで活躍し続けることができれば、強豪クラブからの引き抜きの噂が浮上しても何ら不思議はない。おそらく、いくつかのチームが来季の補強選手として、すでにリストアップしているはずだ。