2012.12.13

【イタリア】プランデッリ代表監督「日本の強さは組織能力にある」

  • エンリコ・クロー●文 text by Enrico Currò内海浩子●訳 translation by Hiroko Uchiumi
  • photo by Getty Images

1957年8月19日生まれ。アタランタの下部組織のコーチなどを経て、98~99シーズン、ベローナの監督に就任。その後、パルマ、ローマ、フィオレンティーナなどの監督を歴任。2010年、南アW杯後、イタリア代表監督に就任。EURO2012では準優勝を果たしているイタリア代表チェーザレ・プランデッリ監督インタビュー(前編)

 ブラジルW杯ヨーロッパ予選を戦っているイタリア代表。来年6月にブラジルで行なわれるコンフェデレーションズカップではブラジル、メキシコ、そして日本と同じ組で対戦することになった。チームを率いるプランデッリ監督に聞く。

――コンフェデレーションズカップでイタリアは日本と当たることになりましたね。

「本当だね! 日本の試合はずっとチェックしているよ。代表監督の仕事は、選手を選ぶだけでなく、世界中のサッカーを観察することも含まれる。だから抽選の前から日本代表については知っていたし、対戦国となった今はこれまで以上に研究しているところだよ。私はザッケローニに対して尊敬の念を抱いているし、日本代表での彼の仕事ぶりに興味津々なんだ。すでにいくつかの試合は見ているけれど、近々やろうと思っているのは最新の2試合、つまりフランス戦とブラジル戦を分析することだね。ブラジルも我々と同じ組なわけだし。けれど、日本のチームとしての”真の魂”はワールドカップ予選やアジアカップといった公式戦の中で特に見て取れたと思っているから、これらの試合も再研究する必要がある」

――日本代表の試合を見ての印象は?

「オーガナイズされ、統制されているチームだということ。日本サッカーの強さは組織能力にあり、その能力が短期間でチームとしての開花を可能とし、非常に高いレベルへ一気に躍進させている。また、日本の国民性にある優れたディシプリンは、戦術面によく反映されている。つまり、選手が監督の指示をしっかりと聞いていることにより、監督と選手の意思がより同化できているんだ。この日本との対戦は容易なものではなく、我々が戦いに勝つためには最大級の集中を求められる」