2012.12.11

【ドイツ】ホッフェンハイム監督交代。宇佐美貴史への影響は?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

ハンブルガー戦ではベンチ外となった宇佐美 ブンデスリーガも前半戦はあと1節を残すのみ。開幕直後とは違い、上位には順当なクラブが顔を揃える。相変わらずバイエルンは独走状態だ。第15節では3位ドルトムントとの直接対決が行なわれたが、1-1の引き分けに終わった。レバークーゼンが2位につける好調を見せる一方、シャルケは5位に後退して第16節を迎えた。

 その第16節の日本人選手所属クラブの戦いを振り返っておきたい。

 まずは金曜日開催となったハンブルガー対ホッフェンハイム。2-0でハンブルガーが勝利を収めた。宇佐美貴史(ホッフェンハイム)は遠征メンバーにすら入らず、地元でのお留守番となった。その週の前半にはホッフェンハイムのバベル前監督が成績不振のために解任されており、U-23チームのクラマー氏が暫定的に指揮を執ることになった。宇佐美を外した理由についてクラマー氏は「言葉ができないから戦術が理解できていない」とキッカー誌に対して説明した。

 宇佐美はバベル前監督とは直接ドイツ語でコミュニケーションを取り、通訳がべったりだったバイエルン時代からの成長に自分で手応えを感じているところだった。20歳の若さで、しかも1年以上もブンデスのクラブでプレイしているのだからある程度のドイツ語は理解できるはずだ。しかもピッチ内のことに関しての選手やスタッフ同士のコミュニケーションはそれほど難しいものではない。正直なところ、クラマー氏の説明を鵜呑みにすることはできない。宇佐美は今後どのようなアプローチをするのか。もしくはクラブが対応を練るのだろうか。

 長谷部誠のボルフスブルクは敵地でドルトムントに勝利するという大金星を挙げた。試合はドルトムントがFKで先制するが、その後は点の取り合いとなり2-2に。ボルフスブルクの3点目はディエゴからドストへのスルーパスで完全に裏をついた形から決まり、これが決勝点となった。長谷部は定位置となりつつある右のMFで攻守に奮闘したが、キッカー誌の評価は4と冴えなかった。