元イングランド代表MFと各紙が香川のゴールを称賛。「バレリーナのよう」

  • 藤井重隆●構成 text by Fujii Shigetaka

 第6節 のトットナム戦で今季2点目を決めたマンチェスター・ユナイテッドの香川真司について、試合の解説者を務めた元イングランド代表MFケビン・キーガン氏は「前半はひどかったが、後半ユナイテッドが持ち直すと、ルーニーとファンペルシーに多くのチャンスを与えた」と評価。

 ゴールについては「ファンペルシーの卓越したパスが相手の守備陣を崩せることを瞬時に察知し、ゴールを見なくても、どこに打てばいいのか把握していた。今後も得点するだろう」とその得点感覚を称賛した。

 同じく元イングランド代表MFジョン・バーンズ氏も香川の得点について「ファンペルシーから素晴らしいスルーパスが香川に渡り、素晴らしいタッチ、ターン、フィニッシュだった」と絶賛した。また、「後半からルーニーが入って試合の流れが変わった。彼の影響で香川のプレイも良くなった」と、ふたりの関係性のよさを分析。

 大衆紙『スター』は香川に高得点の8点。一方、6点を付けた『サン』は「ユナイテッドで大物になる可能性を示した」と評価。同じく6点 の『ピープル』は「小さな日本人は体をよじって相手の守備をきりぬけた」、辛口の5点とした『ミラー』は「バレリーナのように華麗にターンし、ゴールした」と報じた。

 ユナイテッドは10月2日に敵地でチャンピオンズリーグのグループステージ第2節CFRクルージュ戦、7日 のプレミアリーグ第7節も敵地でニューカッスルと戦う。香川は過密日程で行なわれる敵地での2連戦でも、ゴールという結果を出すことができるか、注目が集まる。

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