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【Jリーグ連載】読売クラブの「天才」の系譜を継ぐ菊原志郎はこうして育った「スルーパスを読まれたら、夢にまで出てくる」 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Masaki Asada

――試合の勝敗に対してのこだわりは?

菊原 勝ち負けもそうですけど、一つひとつのプレーへのこだわりのほうが強かったと思います。大会で優勝したり、試合に勝ったりしたうれしさって、その時はあまりなくて......。それよりも自分のワンプレー、「あのオレのスルーパス見た?」みたいな一発があれば、それだけで最高に幸せで、試合に勝ったとか、負けたとかはまったく覚えていない(笑)。そういう感じでした。

――だとすると、負けた時より、自分のプレーがうまくいかなかった時のほうが悔しい。

菊原 そうですね。たとえば、自分では通ると思って出したスルーパスが、読まれて取られた。そうなると、もう夢にまで出てくる(苦笑)。夢の中で試行錯誤していました。だから、朝起きると、覚えているんですよね。それで、またグラウンドに行って試す、みたいな。勝ち負けより、本当にワンプレー、ワンプレーがうまくできるようになりたい。いいプレーをしたいっていう、その感覚でした。

(つづく)

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