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【Jリーグ】柏レイソルの小泉佳穂から目が離せない 水沼貴史&平畠啓史が語る魅力 (2ページ目)

  • text by Sportiva

【レイソルでいちばん能力を表現】

平畠 第34節のガンバ大阪戦でのゴールもすごかったけど、いいスルーパスも出している。姿勢がよくないですか? なんか肩に力が入っていないんですよ。ずっと自然体ですよね。

水沼 柏レイソルに来てからが、いちばん彼の能力が表現されていると思うんです。浦和レッズの時もよく見ていたけど、僕のなかでは彼はかわいそうに映った。

 例えば、ビルドアップで後ろの選手がパスを出したいんだけど、出すところがない。そういう時、彼は責任感があるから自分が受けようとしてどんどん下りてくるんですよ。でも、彼の周りが動いていないから、それは相手に狙われやすいんですね。それで相手にカットされるシーンを僕は何回も見ていて、犠牲になっているなと思ったんです。

 それがレイソルだと、自分が動くことによって味方も動くようになっている。自分ひとりじゃなくて、周りが相当連動しているというのを感じながらプレーできていると思います。だから周りの選手を見ながら使っている感じがすごいですよ。それで自分も最終的に生きるところに行けると。

平畠 あとですね。走行距離もJ1の上位(第35節終了時点で4位)ですごいんですよ。走っている姿を見ていると、なんかひょうひょうとしているじゃないですか。でも、ちゃんとこれだけ走っているのはすばらしいなと。

水沼 相手ボールを刈るタイプじゃなくて、それだけ動けているのはすごいですね。

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