ジーコ、カズ、ゴンを抜いて...FC町田ゼルビアの中島裕希がJ1最年長得点記録を刻む日は来るか (5ページ目)
でも、起きちゃうから。だからこそ、今を生きるってすごく大事なんだなって、あらめて......まさに今、この取材を受けながらも感じさせてもらっています。それに、このクラブが掲げる『町田を世界へ』というスローガンどおりの姿を、僕も一緒に見たいから。町田が世界に挑戦できるところまで......いや、先はわからないから、やっぱり今を生きる、ですね」
その言葉を聞きながら、この日のトレーニングでの姿を思い返して愚問を反省しつつ、次なる質問が頭に浮かぶ。40歳を超えてもなお、疲れ知らずの強靭なフィジカルの源がどこにあるのか、ということだ。
それに対し、中島はひとつ目に「まずは両親に感謝」を挙げ、ふたつ目に「結婚してからずっと奥さんが栄養を考えて食事を作ってくれているので、奥さんと家族に感謝」と続ける。そして、3つ目には「やっぱり100%で練習をやること」だと言い、最後は少し表情を緩めた。
「バランスよく食事を摂ることは心がけていますけど、ストレスを溜めたり、我慢のしすぎはよくないと思っているので、たま~に、好きなものを食べます。僕、実は甘いものが好きなので、休みの日は自分を甘やかします(笑)。昨日もオフだったので、大好きなシュークリームを食べちゃって。だからその分、今日は『動かなきゃ!』って思っていたから、練習での動きがよかったのかもしれない」
自分を甘やかしたと言っても、食べたシュークリームは、たったのひとつ。そこに罪悪感を覚えるような"今"をたくさん積み重ねて、中島裕希は今日も今を生きている。
(おわり)
中島裕希(なかしま・ゆうき)
1984年6月16日生まれ。富山県出身。富山第一高卒業後、2003年に鹿島アントラーズに入団。「常勝軍団」のなかでもまれて、2006年にベガルタ仙台へ期限付き移籍。2008年に完全移籍する。その後、2012年にモンテディオ山形に期限付きで移籍し、翌年完全移籍。2015シーズン終了後、契約満了となるが、トライアウトを経て2016年にFC町田ゼルビアへ加入した。身体能力に優れた万能FW。
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