J2ウォッチャー平畠啓史が語る 2024シーズンで見つけた、半端ない、面白い、最高だった選手6人 (6ページ目)
【攻撃が面白い千葉のなかでも際立った存在】
横山暁之(ジェフユナイテッド千葉/MF)
よこやま・あきゆき/1997年3月26日生まれ/171cm、66kg
千葉は残念ながらプレーオフに行けなかったですけど、今年もやっぱりいいチームでしたね。攻撃的な姿勢であったり、攻撃の爽快感とか。小森飛絢選手も23点取りましたし。
そのなかで横山暁之選手のテクニックはもう最高ですね。見ていて面白い。ボール受けてからヒラヒラとひとりふたりかわしていく。ボックスの中にいる選手に一度当てて、自分が潜っていったりして、密集したところを崩していく。狭い場所での技術の発揮の仕方が、見ていて最高です。
リズム感って結構大事やなって思うんですよ。横山選手だけが持っているリズム感みたいなのがある。岡山の木村選手とはまたちょっと違う感じで、横山選手のリズム感って、みんなが合わせやすい。全部の楽器をうまくつないでいく感じ。心地よいリズムを出せるというか、横山選手と一緒に演奏したらなんか楽しいよね、みたいな。そんな独特のいいリズムを持っていますね。
今季は5得点ですが、得点以外の貢献度も部分も大きいと感じます。横山選手に預けるといい形でボールが戻ってくる。だから預けたくなる感じはあると思います。攻撃が面白い千葉のなかでも際立った存在でしたね。東京ヴェルディユース育ちらしい、きれいなボールタッチ。
ひとくちメモとしては、横山選手はピアノが弾けるんです。
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著者プロフィール
平畠啓史 (ひらはた・けいじ)
1968年8月14日生まれ。大阪府出身。芸能界随一のサッカー通として知られ、サッカー愛溢れる語り口が人気で、多くのサッカー関連番組の出演中。平畠啓史Jリーグ56クラブ巡礼2020 日本全国56人に会ってきた」(ヨシモトブックス)など、サッカー関連の著書も多い。
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