高校サッカー選手権で注目のGK&DF。「ワンランク上」の違いを見せる11人 (5ページ目)

  • 土屋雅史、森田将義●取材・文

神村学園のDF吉永夢希 photo by Morita Masayoshi神村学園のDF吉永夢希 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る吉永夢希 
よしなが・ゆめき(DF/3年/神村学園・鹿児島県/177cm、69kg)

「昨年度の選手権でも活躍しましたが、この1年でワンランク上の左サイドバック(SB)に成長しました。元々、前方でタメを作る選手と絡んでオーバーラップしていくタイプ。個人での打開力は苦手にしていたのですが、1列前のポジションにもチャレンジした結果、プレミアリーグでは左サイドの仕掛けが止まらなかった。もうひとつの課題だった守備も改善が進んでいます」(森田氏)

「プレミアリーグ前期の履正社戦は3アシストしたのですが、試合後、有村圭一郎監督は『中の選手が決めていれば7、8アシストしていた』と話していました。クロスの質がいい。浮き球だけでなく、グラウンダーでも出せるし、ラストパスのようなボールも出せる。球種がかなり豊富で状況と中の選手に合わせて、いろんなボールを供給できるのが強みです」(土屋氏)

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