2022.03.21

稲本潤一「南葛SC移籍」を語る。好きなキャラは翼くん。今の自分は松山くん。背番号8は井沢くんに憧れて、ではない

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

稲本潤一(南葛SC)インタビュー@前編

 昨季かぎりでSC相模原を退団した稲本潤一が新天地に求めたのは、あの「南葛SC」だった。

 東京都葛飾区を拠点とする同クラブは、漫画『キャプテン翼』の主人公・大空翼が所属したチームと同じ名前。作者の高橋陽一氏の地元であり、同氏が代表を務める、いわば漫画の世界を具現化したクラブである。

 将来のJリーグ入りを目指す南葛SCは、今季5部リーグに相当する関東サッカーリーグ1部に所属。Jリーグではないチームに、元ワールドカップ戦士が加入した理由とは? 42歳となった稲本に、新天地にかける想いを訊いた。

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関東リーグ1部所属の南葛SCに移籍した稲本潤一関東リーグ1部所属の南葛SCに移籍した稲本潤一 この記事に関連する写真を見る ---- あらためて、南葛SCに加入した経緯を教えてください。

「相模原と契約満了になった時に、一番初めに声をかけてくれたクラブだったからです。本当に必要としてくれているんだなと感じましたね。カテゴリー的には昨季の相模原と比べると、3つ下がることになりますけど、そこはあまり気にはなりませんでした。

 それよりもクラブの方と話をしてみて、上に上がりたい意欲を感じましたし、組織としてもすごくしっかりしているという印象を受けました。将来性のあるクラブだと感じたので、ほとんど迷わずに移籍することを決めました」

---- そもそも、南葛SCのことは知っていましたか?

「何人か知っている選手が在籍していましたし、やっぱりキャプテン翼のイメージですよね。子どもの頃に影響を受けたアニメですから、そのクラブでプレーができることが単純にうれしかったです」

---- 「キャプツバ」世代ですか?

「もろ、ですね。ジャンプで読んでいましたし、アニメも欠かさず見ていましたよ」

---- 好きなキャラは誰ですか?

「やっぱり翼くんですね。僕も小学生の頃はセンターフォワードで点取り屋だったので、翼くんが憧れでした。布団の上でオーバーヘッドの練習もしたりして」

---- ツインシュートも?