ジュビロ磐田・杉本健勇「もう一度這い上がらないと。可能性がある限りW杯出場を目指す」
Jリーグ2022開幕特集
新天地に賭ける男たち(3)
杉本健勇(ジュビロ磐田)インタビュー@後編
ジュビロ磐田での活躍を誓う杉本健勇(中央)。photo by (c)JUBILO IWATAこの記事に関連する写真を見る 2019年にセレッソ大阪から浦和レッズに完全移籍。同チームでプレーした2年半と、レッズから期限付き移籍でプレーした横浜F・マリノスでの半年間は、杉本健勇にとって苦難の時間だった。
とりわけレッズでは毎年代わる監督のもと、戦術や起用法に悩んだ。トータル70試合出場(先発24試合)6得点に終わった。
「不甲斐ない結果だと思います。毎年、やらないといけないと思っていたけど、結果がついてこない。応援してくれたファンやサポーターに、申し訳ないという気持ちでいっぱいでした」
そして2021年シーズンが終了し、期限付き移籍したF・マリノスからレッズに復帰した杉本は、今後のことについて思案した。
契約が残るレッズでプレーする選択肢もあったが、リカルド・ロドリゲス監督体制となって以降、チーム改革を進めてきたレッズは世代交代をさらに推し進め、改革のスピードを一段と加速させていた。杉本は当然、そうした空気を感じとっていた。
最終的に、残留の道は選ばず、オファーがあったいくつかのチームのなかから、新たに挑戦できる場所を考えた。
「移籍を決める前、(自分に)興味を持ってもらって打診してくれたチームについて、自分でめっちゃ調べました。チームの考え方とか、サッカーのスタイル、プレーする選手の特徴とか、自分が合わせる部分もあると思うんですけど、基本的には自分に合うかどうか、というところを最も重視しました。
タイプ的に(味方を)生かして、(味方に)生かされる選手だと思っているので、自分を生かしてもらうだけでなく、味方をどう生かすか、というところもチェックしました」
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