2022.02.17

J2ウォッチャー平畠啓史さんが今シーズン注目する選手5人。止めまくるGK、なんでもできるFW、展開力がすごいMF…

  • 池田タツ●取材・文 text by Ikeda Tatsu
  • photo by Getty Images

Jリーグ2022開幕特集

日本屈指のJ2ウォッチャーである平畠啓史さんが、今季のJ2で見るのを楽しみにしている注目選手は誰か。「多くの人に見てもらいたい」という5人を選んでもらった。

◆ ◆ ◆

昨季13ゴールを挙げた、東京ヴェルディの佐藤凌我昨季13ゴールを挙げた、東京ヴェルディの佐藤凌我 この記事に関連する写真を見る スベンド・ブローダーセン(GK/横浜FC)

 ヨーロッパのゴールキーパー(GK)の匂いがすると言えばいいのでしょうか。世界の強い国(ドイツ)のGKってこういうキーパーなんだなと。

 まず単純に腕が長い。キャッチングの技術も高く、立ち姿も雰囲気があります。FWのすごさってわかりやすいと思うんですが、GKの場合すごいと感じる時って本当になかなかシュートが入らない場合じゃないですか。そういう意味でブローダーセンは何度もすごいと思わせてくれるGKです。

 昨年、横浜FCの試合をあまり見ていなかった人には、本当に見てもらいたい。J2ではまた止めまくるんじゃないかと思います。

 あと、J2に限ったことじゃないんですが、カテゴリーが下がれば下がるほど、GKと点取り屋が大事になってきますよね。いるいないで話が全然変わってくる。

 相手を研究して完璧に狙いどおりに戦っても、J2だと結局そこで負けたりしてしまう試合をJ1より多く見ます。その点、このブローダーセン選手が横浜FCに残ったのは大きいですよね。

佐藤凌我(FW/東京ヴェルディ)

 昨シーズンは大卒1年目でしたが、すでに何でもできるFWです。いわゆる『俺のところ持ってこい!ゴール決めたるわ!』みたいな感じのFWではなく、非常に現代的な香りがします。

 東京ヴェルディのチームとしての戦い方って、FWに要求されるものが多いと思うんです。でも佐藤選手はそれをすべてこなしてしまう。前線から一度下りてボールを引き出して、しっかりと味方にボールを渡せる。苦しい状況でもボールを受けてタメを作れる。サイドに流れても仕事ができる。本当に引き出しが多くて、スマートなFW。

 昨年は、出場42試合中スタメンが18試合だったのですが、13点決めています。途中出場が多いながらにこれだけのゴール数を叩き出したので、2年目がすごく楽しみ。今季はFWの軸になっていくんじゃないかと思っています。そして、さらにゴール数が増えるんじゃないかと。

 注目もかなり浴びる選手のひとりになっていくでしょうね。スタメンで出るにはチームとしていろんな仕事をする必要もありますし、それができる選手ですからね。でも、もっと点を取ることに集中させたら、爆発的に点数取るんじゃないかって期待もしちゃいます。本当にいい選手です。