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中村憲剛&佐藤寿人、第2のルーキーイヤーはいかが? 「試合やりましょうよ!」「どこを目指しているの笑?」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

佐藤 夜型になりましたよね。

中村 今までなら家にいる時間に、仕事に行く感じでね。

佐藤 ボールは蹴りたくならないですか?

中村 18年間、蹴り続けてきたからね(笑)、今年はそこまでならなかったかな。だから、来年は蹴るかもね。寿人は21年もやって、よく蹴るよね?

佐藤 OB戦にも積極的に参加していますよ。やりたいんですよ、試合が。

中村 試合か......(苦笑)。

佐藤 やりましょうよ。OB戦だとみんな足もとでもらいたがるけど、僕はスペースでもらいたい。やっぱりみんなうまいから、動き出したらちゃんと(ボールが)出てくるんですよね。でも、普段はしてないから、スプリントするとけっこう身体にくる。だから、もっと身体を作らないといけないなって思っています。

中村 あなたはどこを目指しているんですか(笑)。でも、引退してからは本当にいろんな発見と、それに伴う学びがありました。特にメディアの仕事が多かったんですが、それぞれの現場にサッカーが大好きで、その魅力を広めたい方たちがこんなにもたくさんいるんだと知ることができたことがとてもうれしかったです。当たり前ですが、そこは現役時代ではなかなか見えなかったところですから。

佐藤 それは思いました、ひとつのコンテンツを作るために、これだけたくさんの人が高い熱量を持って、動いているのには驚きましたね。

中村 そう。だから現役の時とはまた違う感覚で日本サッカーをもっと広めたいとより強く思った1年でもありました。支える・発信してくれるみなさんとともに。

佐藤 僕らはプレーするだけでしたから。でも、それだけではサッカーの魅力は伝わらない。サッカー界を支えてくれている人が、これだけたくさんいるってことをあらためて感じられた1年でした。

---- 一番印象に残っている仕事はなんですか?

中村 総じて楽しかったですよ。もちろん初めてのことなので、その瞬間、瞬間の難しさはありました。解説もそうだし、指導もそう。ライセンスもそう。特にライセンスはめちゃくちゃ大変でした。自分のサッカー人生のなかで、やったことないくらいたくさんプレーしてましたから(苦笑)。

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