今季Jリーグの「ベストヤングプレーヤー」は誰か。ハイレベルな争いをする候補者たち
今季J1も残り10節をきり、終盤戦に入った。
優勝争いや残留争いなどとともに注目されるのは、個人タイトルの行方。なかでも、今季ハイレベルな"マッチレース"が繰り広げられそうなのが、ベストヤングプレーヤーだ。
賞の行方を占う前に、今季対象となる選手の条件を確認しておこう。
(1)2021年12月31日において満年齢21歳以下
(2)J1リーグでの出場試合数が17試合以上
(3)過去に同賞を受賞していない
かつては「新人賞」と呼ばれ、大卒の新人選手なども対象となっていたが、現在は対象外。21歳以下の選手に限定され、文字どおり、ヤングプレーヤー=若い選手の活躍を称える個人賞となっている。
では、今季のベストヤングプレーヤーを受賞するのは誰か。有力なのは、"攻"と"守"でそれぞれ際立った活躍を見せている、ふたりの選手である。
ベストヤングプレーヤーの有力候補のひとり、湘南ベルマーレのGK谷晃生 まず、"守"で心境著しいのは湘南ベルマーレのGK、谷晃生だ。
ガンバ大阪のアカデミーで育った有望株は、トップチーム昇格を果たすも思うような出場機会を得られず、昨季、湘南へ期限付き移籍。この選択が吉と出た。
昨季の開幕直後こそ控えに回ったものの、夏場にポジションを奪うと、今季は開幕戦から湘南の最後の砦としてフル稼働。その活躍が認められ、U-24日本代表にも選出され、そこでもたちまち正GKの座をつかんだ。
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