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監督交代、乾貴士の復帰......不振のセレッソ大阪、新体制は光明を見出せるか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 ガンバ大阪戦で、2トップはしっかりとパスコースを限定し、相手に容易にビルドアップをさせなかった。中盤、バックラインも集中した守備で立ちはだかっている。守りでリズムを生み出し、ボールを握る時間を増やした。押し込むことで、波状攻撃が可能となって、松田陸のミドルシュートが決勝点になった。

 もっとも、監督交代後2、3試合の勝率は悪くないのが世界的にも通説。選手が自然に発奮。危機意識から団結し、相手を凌駕できるのだ。

 次戦は9月1日のルヴァンカップ準々決勝第1戦のガンバ大阪戦。乾は早ければ9月5日の同第2戦で復帰を果たすことになる。

 新体制はこれから真価を問われる。路線変更による迷走に終止符を打てるか。9月はリーグ戦やルヴァンカップ準々決勝のほか、アジアチャンピオンズリーグもあるだけに、正念場を迎える。

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