歴代Jリーガーの「精神的支柱ベスト5」をパンサー尾形が選出。No.1は「チームを劇的に変える選手」 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao、Getty Images

 僕の高校時代のコーチはブラジル人で、ブラジルの留学生が2人いましたが、彼らも同じようなタイプでした。消極的なプレー、さぼっているようなプレーに対しては、本当に激しく怒っていました。ただポジティブなミス、勝負に行って取られたミスについては怒鳴ることはなかった。ドゥンガ選手もそんなタイプだったように見えました。

 当時のジュビロには、高原直泰選手、藤田俊哉選手、名波浩選手、奥大介選手、福西崇史選手、服部年宏選手など個性的な選手が多く在籍していて、そういうチームをまとめるのは難しいと思うんです。でも彼らのする消極的なプレー、さぼっているようなプレーに対して、激しく怒ることによって、いい緊張感が生まれて、強いチームに仕上げていた印象があります。もしかしたら、ドゥンガ選手が入れば、ジュビロでなくても強くなったかもしれません。チームを劇的に変えてしまう、それだけの選手だったと思います。

【Profile】
尾形貴弘(パンサー)
1977年4月27日生まれ、宮城県出身。小学2年でサッカーを始めると、すぐに頭角を現す。各カテゴリーで県選抜に選ばれるなど、サッカーエリートの道を歩む。仙台育英高校ではキャプテンを務め、全国高校サッカー選手権でベスト16入りを果たす。進学した中央大学でもサッカー部に所属した。お笑いトリオ「パンサー」の元気担当。YouTube「パンサー尾形の尾形軍団チャンネル」を毎週金曜更新中。
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