サッカーPKあるある。全集中&心を燃やして「決める時、外す時」 (2ページ目)

  • スポルティーバ編集部●文 text by Sportiva
  • サダタロー●イラスト illustration by Sadataro

★流行りのPKをマネして外す

サッカーPKあるある。流行りのPKをマネして外すサッカーPKあるある。流行りのPKをマネして外す 流行りのPKというのがある。ひと昔前は遠藤保仁の「コロコロPK」。ボールを見ずにGKの動きをよく見て、動いた逆のコースに転がす蹴り方。みんなマネしたが、よく失敗した。ここ何年かは、GKが左右へ飛ぶのを見越して、ゴール中央に緩い浮き球を蹴り込む「パネンカ」も流行っている。だがGKに読まれて正面で軽々とキャッチされると、ものすごく恥ずかしいので注意。

★期待の2年生が外す

 高校サッカー選手権などでよく見られるのは、5人のPK戦キッカーのなかに、次代を担う期待の下級生が入っているケース。ところがこれがまたプレッシャーがかかって、失敗してしまうことが多い。「先輩に申し訳ない」と号泣する下級生。「いいんだ。来年頑張ってくれ」と、こちらも号泣する3年生。ちょっと残酷だけど、どうか将来はこれをいい思い出にしてほしいと思う瞬間。

★同点ゴールを決めたヒーローが外す

「今日は貴重な同点ゴールを決めている〇〇です......ああ、はずしたぁ~!」。これもよくあるパターンで、試合でゴールを決めた注目のヒーローが、なぜかPK戦で失敗してしまう。ゴールする運を、PKの前に使い果たしてしまうのだろうか。

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★GKは決める

 5人ずつ蹴ってもPK戦が決着せずに、サドンデス方式(両チームひとりずつ蹴って、片方が成功、もう一方が失敗の時点で勝敗が決まる)になった場合。ときにはGKにキッカーが回ってくることもあるが、これが結構決める。PKのキックを受けている身だけに、嫌なコース、決まるコースがわかるのだろうか。そんなに決められるなら最初の5人に入ればいいのにと思うが、そういうケースはなぜか少ない。

★左足の技巧派は決める

 技巧派レフティーと謳われる選手は、決める。やはり左足のキックの精度をウリにしているからだろうか。自信満々、冷静沈着、決して焦らず無表情。憎たらしいくらいゴールの端にきっちり蹴り込む。そして無表情のまま仲間の下へ戻っていく。

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