高校サッカー選手権の主役&ブレイク候補。注目のGK&DF11人! (2ページ目)

  • photo by Morita Masayoshi/Matsuo Yuki

長谷川翔&水村悠夢
はせがわ・かける(GK/3年/前橋商・群馬県/173cm、70kg)
みずむら・ゆむ(GK/3年/前橋商・群馬県/183cm、80kg)

 レギュラーGKの長谷川も実力者だが、水村は今大会屈指のPKストッパー。群馬県予選の初戦と準決勝で合計6本止めており、その実力は侮れない。
「このふたりはめちゃくちゃ仲がいい。レギュラーの長谷川選手は同点で試合終了間際を迎えると、自ら監督に『(PK戦の得意な水村に)代えてください』と言うらしく、ふたりの間に絶対的な信頼関係があるはず」(土屋氏)

藤井陽登
ふじい・はると(GK/2年/矢板中央・栃木県/182cm、75kg)

 昨年の選手権は1年生守護神として活躍。チームの4強入りに貢献し、その名を全国に知らしめた。飛距離十分のキック力とパワフルなセービングで、チームを初の決勝に導けるか注目だ。
「春先はケガの影響でゲームから離れていたが、リハビリ中に体がひとまわり大きくなった。試合に出られなかった分、もっとやらないといけない気持ちも出てきたし、高卒でJに行きたいという想いも強くなったと感じる。中学時代にスカウトに引っかからなかった出身地の青森山田と対戦して、今年こそは勝ちたいという気持ちを持っているはずなので、そのプレーに期待したい」(松尾氏)

田邉満記
たなべ・みつき(GK/2年/丸岡・福井県/185cm、70kg)

 未完成だが、将来への魅力を持つ成長株。今大会で経験を積めば、最終学年でのさらなる飛躍も不可能ではない。
「昨季のレギュラー、倉持一輝に憧れてキックの練習に励み、自信が持てるようになってきた。手足がすらりと長く、フットサル経験者であり、ペナルティーエリアを飛び出して前に出て行けるプレーも魅力。こうした素質の選手が、選手権を経験してどういう風に伸びていくのかは楽しみ」(森田氏)

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