ソフトバンクに続くか。J1昇格目前のアビスパ福岡に求められること
福岡ソフトバンクホークスが読売ジャイアンツを4タテで破り、日本シリーズを制したのと同じ日、Jリーグでも"福岡vs東京"の激しい試合が行なわれていた。
J2第36節、東京ヴェルディvsアビスパ福岡。
前節終了時点でJ1自動昇格圏内の2位につける福岡と、同じく7位につけ、大逆転昇格へ一縷の望みをつなぐ東京Vとの一戦は、互いが持ち味を発揮し、一進一退の攻防を繰り返す好ゲームとなった。
結果は1-1の引き分け。後半21分、右サイドを突破した東京Vが、FW山下諒也のゴールで先制するも、直後の後半22分、福岡はFW山岸祐也が左サイドで相手DFとうまく入れ替わってボールをキープし、「フリーの選手が見つからなかったので、相手が嫌がるところに(ボールを)入れれば、"事故る"かもしれない」(山岸)とゴール前へ送ったボールが、狙いどおりにオウンゴールを誘い、同点に追いついた。
「勝ち点3を積めなかったのは残念」(福岡・長谷部茂利監督)
「非常に悔しい試合だった」(東京V・永井秀樹監督)
両指揮官がそう振り返った試合は、文字どおりの痛み分け。だが、とりわけ手痛い引き分けとなったのは、佳境を迎えるJ1昇格争いのど真ん中にいる福岡のほうだったのではないだろうか。
5年ぶりのJ1復帰を目指すアビスパ福岡
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