2020.11.04

功績大のJリーグ助っ人バンディエラたち。
商店街に名前が残る選手も

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 今シーズンのJ1リーグは、稀に見る"外国人選手の当たり年"だ。

 たとえば11月1日時点の得点ランキングを見てみると、ダントツの首位に立つ柏レイソルのオルンガを筆頭に、エヴェラウド(鹿島アントラーズ)、エリキ(横浜F・マリノス)、レオナルド(浦和レッズ)、レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)、マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)、レアンドロ・ペレイラ(サンフレッチェ広島)と、トップ10のうち7人が外国人選手で占められている。

ピクシーはグランパスに8年在籍した もちろん、こうしたアタッカー系の選手以外にも、ゴールキーパーやセンターバックなどキーポジションで活躍する外国人選手は多い。昨シーズンから導入された「外国籍選手の登録無制限ルール(1試合の最大エントリーは5人)」が、いよいよ本格的に効果を示し始めたとも言える。

 そんななか、各チームのサポーターにとって気になるのは、チームの主軸として活躍する彼らが来シーズン以降もチームにとどまり、どれだけ長く活躍し続けてくれるかどうかだろう。とりわけヨーロッパのクラブも触手を伸ばすオルンガの去就は、レイソルサポーターのみならず、日本のサッカーファンにとっての関心事だ。

 ただし、サッカーの移籍マーケットがグローバル化した近年は、Jリーグで目立った活躍をした外国人選手が海外のクラブに引き抜かれることは日常茶飯事。もともと複数クラブを渡り歩くのが当たり前の外国人選手にとって、同じチームでプレーし続けること自体が以前にも増して難しくなっているのが現状だ。

 逆に言えば、だからこそひとつのクラブでプレーし続ける稀有な外国人選手は、各チームのサポーターの心を鷲づかみにする。実際に過去を振り返っても、今も各サポーターに愛され続ける助っ人版"バンディエラ"は極めて限られている。

 その代表格と言えるのが、1994年から2001年にかけて名古屋グランパスでプレーした「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチだろう。