2020.10.17

オルンガとエムボマ、どっちがすごい?
Jに衝撃を与えるアフリカン

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki

 柏レイソルの試合を見に行き、オルンガのゴールを見られなかったとしたら、その人は相当運が悪い。いや、むしろ貴重な試合を目にした、運がいい人、ということになるのだろうか。

 とにもかくにも、オルンガのゴールラッシュが止まらない。

今季J1でゴールを量産している柏レイソルのオルンガ。photo by Sano Miki 今季J1開幕戦でいきなり2ゴールを挙げ、鮮烈な"J1デビュー"を果たしたオルンガは、長期中断を挟んだリーグ戦再開後も得点を量産。第22節終了現在、21試合出場21ゴールだから、1試合1点のハイペースだ。途中、ややペースダウンしたかにも見えたが、最近では第20節横浜FC戦、第21節ヴィッセル神戸戦で2試合連続2ゴールと、再加速している。

 近年のJ1は得点王獲得ラインが下がり気味で、20ゴールを下回るケースも珍しくない。昨季の得点王、横浜F・マリノスの仲川輝人とマルコス・ジュニオールにしても、15ゴールでの戴冠だった。

 それを考えれば、まだシーズン3分の1を残しての20ゴール超えは驚異的。1998年に中山雅史(ジュビロ磐田)が樹立したシーズン最多記録、36ゴール(27試合出場)を更新することすら夢ではない。

 正直に言えば、オルンガが今季、これほど得点するとは予想していなかった。

 実際、一昨季途中に柏入りしていたオルンガはそのシーズン、J1で10試合出場3ゴールと目立った成績を残していない。J2でプレーした昨季にしても、30試合出場27ゴールの得点ランク2位ではあったが、そのうち8ゴールは最終節1試合でのまとめ取り。それを除けば29試合出場19ゴールだから、驚くような数ではなかった。