イニエスタは鳥栖の堅守を崩せるか。補強未完の神戸攻撃陣に不安あり
J1リーグが再開した一戦で、ヴィッセル神戸はサンフレッチェ広島に0-3と完敗した。
試合は予想どおり、神戸が主導権を握ったが、広島がしっかりとブロックを作り、神戸の攻撃を跳ね返す展開となった。
相手がブロックを作って守ってくることは、神戸の選手もわかっていただろう。これまでなら、そこから徐々に圧力をかけ、アンドレス・イニエスタが一瞬のスキを突いて決定的なパスを出して先制する。それが神戸の勝ちパターンだった。
サンフレッチェ広島戦にフル出場したアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸) しかし、広島はボールホルダーへの寄せが早く、神戸にチャンスらしいチャンスを作らせない。すると前半35分、広島が左CKをニアでハイネルがヘッドですらせたボールを、レアンドロ・ペレイラが押し込み先制する。
神戸も前半終了間際に、イニエスタのスルーパスを受けた山口蛍の折り返しをドウグラスがフリーでシュートを打つが、DFに阻まれ、前半を0-1で折り返す。神戸はボールを支配していたが、ほとんど相手ペナルティエリアに入れなかった。
後半3分、広島は川辺駿のスルーパスに抜け出した途中出場の浅野雄也が決め、リードを2点と広げる。
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