横浜FCは「新しい日常」でチームを刷新。
コロナ禍の影響は試合にも出る (2ページ目)
しかし、事情は変化していた。開幕から4カ月が経過。コロナ禍の特例で「降格なし」になったこともあるのか、昨年までの戦いをメンバーも含めて刷新されていた。小林友希、星キョーワァン、瀬古樹、一美和成、斉藤光毅など、20歳前後の若い選手が先発に名を連ねた。
札幌戦は、慣れ親しんだ4-2-3-1から変更し、3-5-2を採用。中盤は佐藤謙介をアンカー気味、右アウトサイドのマギーニョが高い位置で"遊撃"を担い、若い一美、斉藤がトップで躍動する。ポゼッションの意識は相変わらず高く、GKもつなげることに徹していた。
ただ、若返ったチームで、システムの未成熟度も出てしまう
3分、2トップの一角に入ったルーキー、斉藤が深みをつけ、敵陣に押し寄せる。左からのクロスはクリアされるが、再び斉藤が拾う。しかし、コントロールミスでボールを奪われてしまう。
札幌のカウンターは鮮やかだった。鈴木武蔵を起点にボールをつなぎ、攻め上がる。左サイドのチャナティップが2人を相手にクロスを折り返し、フリーでボールを受けた武蔵がシュートし、一度はブロックされたが、再び流し込んだ。
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