稲本潤一が久保建英を絶賛。「当時の僕より確実に伸びしろがある」 (6ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO


 そういう勝負強さだったり、したたかさというのは、日本ではなかなか感じられないこと。いろんな選手がいて、いろんな考え方がある。そういう視野の広がりは、海外に行って生活をしてみないと、身につかないことだと思います」

 経験に勝るものはなし。9年にわたって欧州で生き抜いてきた先駆者の言葉は、まだ発展途上にある日本サッカー界にとっての金言である。

【profile】
稲本潤一(いなもと・じゅんいち)
1979年9月18日生まれ、大阪府堺市出身。1997年、ガンバ大阪の下部組織からトップチームに昇格し、当時最年少の17歳6カ月でJリーグ初出場を果たす。2001年のアーセナル移籍を皮切りにヨーロッパで9年間プレーしたのち、2010年に川崎フロンターレに加入。その後、北海道コンサドーレ札幌を経て、2019年よりSC相模原に所属する。日本代表として2000年から2010年まで82試合に出場。ポジション=MF。181cm、77kg。

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