チャナティップの札幌加入で
「ガリガリ君」の売り上げが伸びた背景
Jリーグアジア戦略の歩み 後編
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Jリーグにおける東南アジア各国の選手の活躍や、それに関わる様々なビジネスの拡大。そのきっかけとなったのは、2012年にスタートした「Jリーグアジア戦略」の活動だった。
東南アジアとJリーグ各クラブをつないだJリーグアジア戦略は、何をやってきたのか。プロジェクトの発起人である、Jリーグパートナー事業部長・山下修作氏、立ち上げメンバーのグローバル事業統括部長・大矢丈之氏、小山恵氏の3人に、Jリーグのグローバル戦略について聞いた。
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チャナティップのJリーグでの活躍は、日本とタイに大きな効果をもたらした<続々と結ばれた東南アジアのクラブとのパートナーシップ>
東南アジアへ目を向けてから1年半後、Jリーグアジア戦略室は2012年からようやく本格的にスタートを切った。
2月には、Jリーグとタイプレミアリーグがパートナー協定を締結。JリーグがすべてのJクラブにタイリーグ視察の案内を呼びかけると、湘南ベルマーレ、ヴァンフォーレ甲府、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸の4クラブが参加した。しかも4クラブの社長が赴き、視察後すぐにアジア進出に動き出した。
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