ジーコの抜けた穴を埋めたベベット。
W杯で見せた「悪童」との友情 (2ページ目)
無料会員限定記事
ベベットはいつも笑顔で温和だ。ピッチの中でも外でもその性格は変わらない。ベベットの本名はジョゼ・ロベルト・ガマ・デ・オリヴェイラ。しかし子供時代、ロベルトという名前が発音できず、自分のことをベベットと呼んでいた。それが彼のニックネームとなった。
ベベットが成功できたのはその出自もあるかもしれない。彼が生まれたのはブラジルで最もアフリカ色の濃いバイーア。ベベットの両親はポルトガル系だったが、彼のハート、そして生きざまはまさにバイーアの人間そのものだ。穏やかで、常に微笑みを忘れず、フレンドリーで、他人を助ける。バイーアの人は皆そうだ。
ベベットはバイーアの州都サルヴァドールでサッカーを始めた。友達とサッカーをしていた彼を地元のナンバー1チーム、エスポルテ・クラブ・バイーアが目をつけた。しかし何度か練習に参加したものの、彼は同じ町のヴィトーリアに入団した。ベベットの父がこのチームの大ファンだったのだ。
全文記事を読むには
こちらの記事は、無料会員限定記事です。記事全文を読むには、無料会員登録より「集英社ID」にご登録ください。登録は無料です。
無料会員についての詳細はこちら