FC東京・森重真人、優勝への決意。「新しいスタイルを完成させる」 (4ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・構成 text by Sato Shun
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 FC東京には4-4-2という戻る場所はあるが、今シーズンは4-3-3と心中するぐらいの覚悟で臨まないと成熟はしないだろう。多少チーム状況がガタついても、4-3-3を最後まで貫いていけるか。それが今シーズン、FC東京が優勝できるかどうかのキーになりそうだ。

――今シーズンは、仮に苦しんでも最後まで4-3-3を貫くべきと思いますか?

「4-4-2はできるので、そこからワンランク上にいくために4-3-3に取り組んでいる。僕はチャレンジするべきだと思うし、監督もやると言った以上、僕らも相当の覚悟でやらないといけないと思います」

――今シーズン、他チームで気になるところはありますか?

「鹿島(アントラーズ)、(横浜F・)マリノスはかなり補強しているし、そういうところは気になりますね。(ヴィッセル)神戸も天皇杯で勝って自信を深め、かなり強いのではないかと思います」

――いよいよ始まる2020年シーズン、これまで6位と、2位と来ています。今シーズンの森重選手の決意を。

「6位、2位と来ているので、今シーズンは1位しかない。本当にそこを目指していくだけです。ここ2年、夏場がひとつのポイントになっていたけれど、今年は序盤戦がチームにとって大きな山になると思います。そこでどうなるか。システムをどのくらい完成することができるのか。

 仮にうまくいかなくても、僕らには4-4-2というベースがある。それがあるから思い切ってチャレンジできると思います。今年は新しいことにチャレンジしていく。新しいスタイルを完成させて、優勝したいと思います」

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