ランゲラックが思う「Jリーグが世界にアピールできるポイント」 (3ページ目)

  • 井川洋一●構成・文 text by Igawa Yoichi
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

「ゴールを守る僕にとっては、毎試合がビッグチャレンジだ。本当だよ。選手はとてもスキルフルで、スピードがあり、強烈なシュートを浴びせてくる。それに攻撃的なスタイルのいいチームが多くて、技術的にも戦術的にも優れている。だから、たとえトップレベルを知る外国籍選手であっても、簡単にプレーできるところではない。実際に、うまくいかなかった選手は見てきたよね。

 最近はアンドレス・イニエスタやダビド・ビジャといった本当の一線級がやってきたこともあって、Jリーグのレベルはさらに高まっていると思う。今後、優れた外国籍選手はもっと増えるだろうね」

 ドイツでプレーしていた頃は、アリエン・ロッベン、フランク・リベリー、ピエール=エメリク・オーバメヤンら、さまざまなタイプの一線級のストライカーと対峙してきたが、Jリーグでもフェルナンド・トーレス、ドウグラス、レアンドロ・ダミアンといった相手に手こずったと明かす。そして今後はもっとそのような外国籍選手がJリーグに参戦することを願っている。

「日本に来るチャンスがあるなら、絶対に来たほうがいいよ、と言いたいね」と笑顔を浮かべたまま、ランゲラックは続ける。

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