10年前、ランゲラックの隣には香川真司、
ベンチにクロップ監督がいた
Why JAPAN? 私が日本でプレーする理由
名古屋グランバス ミチェル・ランゲラック(2)
Jリーグは現在、じつに多くの国から、さまざまな外国籍選手がやってきてプレーするようになった。彼らはなぜ日本でのプレーを選んだのか。日本でのサッカーや、日本での生活をどう感じているのか? この連載では、彼らの本音を聞いていく。
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第一部でミチェル・ランゲラックは「日本への移籍を自分で模索していたわけではない」と正直に話したが、彼と日本の接点は何度もあった。しかも、けっこう濃い。
名古屋GKランゲラックは、ドルトムントで香川真司とも一緒にプレーした photo by Getty Images 2010年から5年過ごしたドルトムントでは香川真司と同僚で、2015年から2年所属したシュツットガルトでは細貝萌と浅野拓磨と共に戦った。そしてFIFAにおける同じAFCカテゴリーの選手だからか、クラブは彼らを常に近いところに置いたそうだ。
「理由はわからないけど、ドレッシングルームで僕は彼らの隣だったんだ」とランゲラックは明るく話す。とても楽しかった過去を振り返るように。
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