神戸の守護神・飯倉大樹は古巣との対決は「正直、やりたくない(笑)」 (3ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

 2月8日のゼロックス・スーパーカップは、横浜FM対神戸の対戦だ。攻撃的な両チームの激突を多くのファンが楽しみにしているはずだが、最も期待しているのは古巣とのタイトルマッチとなる飯倉ではないだろうか。

「マリノスのサポーターも『ゼロックスで戦いたいので頑張ってください』と、たくさんメッセージをくれたけど、正直、オレは全然戦いたくない(笑)。強いもん、マリノス。だからやりたくないけど、いろんなサポーターの後押しは感じましたね」

 2019年シーズンの日本サッカー界を象徴する2チームに所属した唯一の選手、飯倉大樹はそう言って複数の記者と握手を交わし、チームで最後にバスに乗り込んでいった。横浜と神戸がアジア王者をかけて挑戦する来季のAFCチャンピオンズリーグからも、目が離せなくなりそうだ。

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