JFA審判委員長が語る「VAR導入が与える
ジャッジやプレーへの影響」 (5ページ目)
「まず、レフェリーの生活が脅かれることはあってはいけないということがあります。レフェリーの一部はプロですが、多くは他に仕事を持っている公務員や会社員の方です。でも、ネットの書き込みなどが原因となり、生活が脅かされるケースが残念ながらあるのです。プロであるないに関わらず、そのようなことがあってはならないはずです。判定に対して、面白く思ってない人がいることは理解しています。残念ながら、レフェリーが犯罪者のような扱いになってしまい、ポジティブな書き込みはほぼないのではないでしょうか。
しかし、だからといって何もアクションを起こさないのはよくない。レフェリー、審判員の方に話をしながら、理解してもらいながら、どういう形で彼らをサポートしていくべきか。サポートというのは、結局は『伝えていく』ことだと思います」
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