ヴェルディの指導者が名門ソシエダで学んだ「クラブ哲学とメソッド」 (5ページ目)
それは、みんながひとつにならないと難しいですよね。『あの人の言ってること、違うよね』じゃなくて、こう決めたからやっていこうという立場の人を置くのが大事だなと思います。そのうえで、前向きに捉える集団じゃないと、子供たちも気づきますから。まずはシステム作りがヴェルディには必要かもしれないですね」
冨樫氏の話からは、ひと口に指導者が海外経験を積むといっても、学ぶものは様々だということを知らされる。進化と継承。冨樫氏がスペインの名門、レアル・ソシエダのカンテラから得るものは、ピッチ内外に多かった。今後、多種多様な経験を持つ指導者が増えれば、日本にももっと豊かなサッカー文化が根づいていくに違いない。
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