優勝は? 降格は?「今季J1の全順位」を事情通5人が予想してみた (4ページ目)

二冠セレッソが初のリーグ制覇か
一方、横浜FMは残留争いの予感......

原山裕平氏(サッカーライター)

1位 セレッソ大阪
2位 柏レイソル 
3位 川崎フロンターレ
4位 鹿島アントラーズ
5位 ジュビロ磐田 
6位 浦和レッズ 
7位 サンフレッチェ広島 
8位 ヴィッセル神戸 
9位 ガンバ大阪 
10位 FC東京 
11位 ベガルタ仙台 
12位 湘南ベルマーレ
13位 名古屋グランパス
14位 サガン鳥栖
15位 北海道コンサドーレ札幌 
16位 横浜F・マリノス 
17位 清水エスパルス 
18位 V・ファーレン長崎

 昨季、広島を優勝と予想したものの、結果はかろうじて降格を免れる15位と散々なものに......。「予想なんて当たらないから予想なのだ」と開き直ってはみたものの、15年もJリーグを取材してきた者の見解としてはあまりにもお粗末であり、自らの眼力のなさに打ちひしがれた2017年だった。

 もっとも、どこが優勝するのかわからないのがJリーグの醍醐味でもある。この10年で初優勝チームが4つも生まれるなんて、他国のリーグではちょっと考えられないことだ。予想のつかないドラマが待ち受けているのだから、結末は誰も知り得ない。まさに神のみぞ知る、である。つまり、「今年も自信はありません」ということです......。

 それでも、リベンジを期して臨んだ今季の予想のキーワードは「継続力」と「守備力」。そのふたつを踏まえた結果、昨季の上位陣と変わらない顔ぶれが順位表の上に並んだ。

 最上位をC大阪としたのは、戦力面での上積みが最も感じられたから。ルヴァンカップと天皇杯の二冠を成し遂げ、タイトルホルダーとなった自信も大きいだろう。昨年の川崎Fに続いて初優勝チームが誕生するのではないかと考える。

 判断が難しいのは新監督が就任した6チーム。躍進か、低迷か。どちらに転ぶか読めないなか、唯一、Jで初采配となるアンジェ・ポステコグルー監督を迎えた横浜FMは、指揮官の手腕が不透明なのに加え、MF齋藤学とMFマルティノスの両翼を失ったことも含めると、最も失速の危険性をはらんでいる。出足につまずくようだと、残留争いを強いられることになるかもしれない。

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