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前橋育英、前回大会のリベンジへ
「5原則」徹底。初Vへ風は吹いている (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 田部井涼の双子の兄、MF田部井悠(たべい・ゆう/3年)は、「ここまで守備を固めてくるとは思わなかった」という富山第一戦を乗り越えたことについては、「監督からも、この試合が今大会のキーポイントになると言われていたので、勝ててよかった」。それでも笑顔を見せることなく、「これで満足していたら、次の試合で足をすくわれる。次も勝てるように最高の準備をするだけ」と気を引き締める。

 今大会は、ディフェンディングチャンピオンの青森山田をはじめ、東福岡(福岡県)、大阪桐蔭(大阪府)、京都橘(京都府)、滝川第二(兵庫県)など、有力校がすでに姿を消す波乱模様の展開となっている。風は前橋育英に吹き始めているようにも見えるが、はたして昨年度のリベンジはなるのだろうか。

 4年連続21回目の出場にして、悲願の選手権初制覇を目指す前橋育英に注目である。


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