2017.01.08

伏兵を一蹴し決勝へ。同じ優勝候補でも
青森山田は東福岡と何が違ったか

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 昨年12月に、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016チャンピオンシップを制している青森山田にとっては、大きなプレッシャーがかかる試合だったに違いない。

 全国高校サッカー選手権準決勝。

 クラブチームも含めたユース年代の日本一に輝いたことで、優勝候補筆頭と目される青森山田(青森県)。対するは、準々決勝で青森山田と並ぶ優勝候補の東福岡(福岡県)を破るなど、今大会で快進撃を続ける東海大仰星(大阪府)である。

球際で激しい争いを見せた青森山田と東海大仰星 ただでさえ、「これまでとは違う雰囲気、歓声のなかでの準決勝。目に見えないプレッシャーがあり、選手たちは予想以上に硬さがあった」(青森山田・黒田剛監督)うえに、相手はノーマークで勝ち上がってきた、いわば未知のチーム。青森山田にしてみれば、むしろ東福岡以上にやりにくい相手だったかもしれない。

 青森山田のセンターバック、DF橋本恭輔(3年)が語る。

「(東海大仰星とは)試合をやったことはないし、見たこともなかった。(対戦が決まって)試合の映像を見たが、やることが徹底されているので一発の怖さがあった」