2016.12.20

エースの造反。チームの混乱。それでも
ジュビロがJ1に残留できたわけ

  • 浅田真樹●構成 text by Asada Masaki
  • 日刊スポーツ/アフロ●写真 photo by Nikkan sports/AFLO

ジュビロ磐田・名波浩監督インタビュー(1)

今季3年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたジュビロ磐田。ファーストステージは8位と健闘するも、セカンドステージは14位と低迷し、年間総合13位(勝ち点36)という結果に終わった。まずは、この成績と、この1年の戦いぶりについて、名波浩監督に振り返ってもらった――。

最終節のベガルタ仙台に勝って残留を決めたジュビロ磐田――ジュビロ磐田にとっては3年ぶり、名波浩監督にとっては初めてのJ1での戦いとなった今シーズン。その1年を振り返ってみて、率直な感想を聞かせてください。

「自分たちがやっていることはブレてないし、”規律と自由”という一見すると相反するものを求めながら、(それを)継続していくこととか、(そこに)新しいことを積み上げることとかはできてきた。その中で、ファーストステージでは下(J2降格圏)との関係で言えば、だいぶ貯金を作ることができました」

――ファーストステージは勝ち点23で8位。J2降格圏となる16位以下とは勝ち点7差がありました。シーズンの折り返し地点としては、十分な成績だったと思います。

「そうですね。ですから、セカンドステージではいろんなことにチャンレンジできるかな、と思っていたんですが……、中盤のエース格が移籍することになり、ちょっと風向きが悪くなってしまいました」

――MF小林祐希選手のヘーレンフェーン(オランダ)移籍ですね。