「出場機会の少ない選手のために」
ニューバランスチャンピオンシップの意義
今年が開催元年となったサッカー大会、ニューバランスチャンピオンシップ。その皮切りとなるU-13大会(7月23日~25日)が静岡県の時之栖(ときのすみか)スポーツセンターで行なわれた。中学1年生を中心とした全国24チームが激戦を繰り広げ、埼玉県の街クラブであるFC LAVIDAが初の栄冠を手にした。
U‐13大会を制したFC LAVIDAイレブン。今後の成長にも注目だ
U‐13大会に続き、今月には大阪のJ-Green堺でU‐12大会(8月15日~17日)とU‐11大会(8月17日~19日)が、9月には再び舞台を時之栖に移し、U‐16大会(9月17日~19日)が行なわれる。ニューバランスチャンピオンシップでは出場する選手の年代が絞られているのが大きな特徴だが、その理由について、大会を主催するニューバランスジャパン・マーケティング部の酒井崇光氏はこう語る。
「各チームで出場機会が少ない選手たちに、全国レベルの大会を経験してもらいたいというのがこの大会の趣旨です。U‐13大会に出場した選手たちもかなり力はありましたが、それでも上級生を差し置いてレギュラーになるのは難しい。それは、U‐16大会の主役となる高校1年生も同様です。それぞれ3年生がチームの中心となるなかで、いかに下級生を育てるかというのが、大事なことだと思います。
小学生についても、早いうちから高いレベルを体感してもらうために、U‐11、U‐12大会を設けさせていただきました。毎年1月に行なわれる全日本少年サッカー大会に向けて、小学5年生から全国のいろんなチームが見られると同時に、遠征で何が必要なのかを"予習"することもできる。その経験を6年生、さらにその先の大会につなげてほしいです」
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