2016.08.08

FC東京は浮上できるのか?
監督交代後2連勝も結論は持ち越し

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO

 6年ぶりにFC東京に復帰した城福浩監督だったが、川崎フロンターレとの「多摩川クラシコ」に敗れた翌7月24日にクラブから非情の解任通告を受けてしまう。満を持して臨んだ2度目の登板は、わずか7カ月の短期政権に終わってしまった。

J1デビュー戦で決勝ゴールを決めたFC東京のユ・インス 後任はコーチから昇格した篠田善之監督。現役時代はアビスパ福岡で活躍し、2010年には監督として福岡をJ1昇格に導いた実績を持つ。2012年からはFC東京のコーチとして、ランコ・ポポヴィッチ監督、マッシモ・フィッカデンティ監督、そして城福監督と3人の指揮官の補佐役を務めてきた。

 初陣となった7月30日のアルビレックス新潟戦は1−0と勝利を収めたものの、急遽就任したため準備期間は短く、"篠田スタイル"を感じることは難しかった。実際、1点のリードを5バックにして守り切るという勝つための手段に徹する、いわば仮の姿を見せていた。

 新監督の真価が問われた8月6日の2ndステージ第7節・ジュビロ磐田戦は、開始8分に失点を喫し、出鼻をくじかれる展開となっていた。29分にMFムリキがPKを沈めて追いついたものの、後半立ち上がりにも磐田MF小林祐希に豪快なミドルを叩き込まれ、またしても1点ビハインドに。打った小林が称賛されるべきスーパーゴールだったのは間違いないが、時計の針を巻き戻せば、左サイドに流れたルーズボールを相手に奪われたDF小川諒也の軽率な対応がきっかけだった。