2016.02.26

レッズ阿部勇樹が語るタイトルへの思い「絶対、見返してやる」

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

浦和レッズ・阿部勇樹インタビュー(前編)

 2014年Jリーグ2位、2015年Jリーグ3位(年間勝ち点は2位)――2年続けて、あと一歩のところで栄冠を逃してきた浦和レッズ。ペトロヴィッチ監督となって5年目となる今季、5年連続でキャプテンを任された阿部勇樹は、「今年こそ」の覚悟でいる。

タイトル奪取への熱き思いを語った阿部勇樹 昨季のレッズは、ほぼ完璧な戦いぶりを見せて無敗(12勝5分け)でファーストステージを制した。だが、セカンドステージは、ファーストステージよりも失点が増えるなどして、9勝4分け4敗の成績で4位に終わった。その結果、年間勝ち点1位の座を、わずか勝ち点2差でサンフレッチェ広島に奪われ、チャンピオンシップ準決勝でガンバ大阪に敗れた。

 タイトル獲得のために足りない”ピース”はいったい何だったのか。阿部が語る。

「ファーストステージは無敗だったけど、相手を圧倒した印象はないですね。70分くらいまで0-0で我慢して、最後に相手の運動量が落ちたところで、自分たちのペースが上がって、点を取って勝てた、という感じでした。我慢する守備ができていたし、粘り強く攻めて、点を取ることができていたんです。でもセカンドステージは、攻撃にかかったときの守備の意識が低くなって、ボールを奪われたら素早く戻るとか、お互いをカバーするとか、ファーストステージにできていたことがなかなかできなかった。

 うちは攻撃的なチームですけど、守備がうまくハマらないと、攻撃にも影響するんです。実際、それは数字にも表れていますからね(※ファーストステージと比べて、セカンドステージでは失点が6点増えて、得点が9点も減少した)。僕は”我慢の守備”ができなかったことが、最終的に優勝を逃した大きな要因だと思っています」