2015.09.26

J3レノファ山口、まさかの快進撃に山口県民が大熱狂!

  • 姜誠●文・写真 text & photo by Kan Son

 保守的でおとなしい──。そう評されることの多い山口県民が珍しくビンビンに弾けている。熱狂のもとはサッカーJ3を舞台に戦うレノファ山口だ。

 9月23日現在、21勝1分6敗の勝ち点64で、堂々のJ3首位。残り8試合で2位の町田ゼルビアに勝ち点6の差をつけている。このまま白星を重ねていけば、来季のJ2昇格も夢ではない(実際に昇格するにはJ2ライセンスが必要)。

9月20日には2位の町田に勝って首位キープ。サポーターも大喜び レノファが中国リーグからJFLに昇格したのは昨年のこと。そのJFL初シーズンで4位(16勝3分7敗)に食い込み、今季からJ3へ。すると、J3でも予想外の快進撃で首位を独走し、J2へと駆け上がろうとしている。まさにトントン拍子の上昇ぶりだ。

 山口県は長い間、プロスポーツ空白県で、県民は他県のチームを応援するほかなかった。例えば、プロ野球だと、広島県に近い県東部はカープファン、県中央部は巨人ファン、関門海峡を渡れば九州の県西部はホークスファンといった具合だ。レノファのサポーターが声をうわずらせながら事情を話す。

「Jリーグも同じでした。これまで県民は近県にホームがあるサンフレッチェ広島やアビスパ福岡、大分トリニータなどを応援してきました。でもね、しょせんは外様。なんだか虚しかったんですよ。それが、レノファがめきめきと強くなって、やっと山口県民が一丸になって応援できるプロスポーツチームができた。こんなうれしいことはありません」