2015.08.21

悪夢再び!? レッズ連勝でも消えない「終盤失速」のリスク

  • 神谷正明●文 text by Kamiya Masaaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 17戦無敗、ホーム全勝という圧倒的な強さでファーストステージを制した浦和レッズだが、セカンドステージでは一転、第3節(1-2サンフレッチェ広島)、第4節(1-2名古屋グランパス)と連敗を喫するなど、厳しい戦いを強いられている。

 その対照的な結果は、今シーズンの戦い方に起因している。

セカンドステージ第3戦の広島戦で今季初黒星を喫した浦和。 今年の浦和は、昨年のスタイルに変化を加えて戦っている。それは、高い位置からのプレッシングの採用と、MF柏木陽介のボランチ起用だ。と言っても、どちらも決して目新しいものではない。

 浦和はこれまでも、「ゲーゲンプレス」と言われるボールロスト後に迅速に奪い返すプレスを取り入れていたし、柏木もボランチで起用されたことはあった。ただ、今シーズンの特徴はゲーゲンプレスをより徹底していること、そして柏木の攻撃特性を生かす形でボランチ起用しているところにある。

 ファーストステージでは、そのモデルチェンジが機能した。浦和はミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任以降、主導権を握るサッカーを志向しており、敵陣でプレイする時間が多い。裏を返せば、相手は自陣からの反転速攻を狙う展開が多くなるわけだが、ゲーゲンプレスを徹底するようになった浦和が、逆にショートカウンターから一気にゴールを奪うパターンが増えた。カウンターのカウンターという得点パターンが確立されたのだ。