日本代表がW杯で格上に勝利できるベストな中盤を考える (4ページ目)

  • photo by YUTAKA/AFLO SPORT

 中盤は、それがもっとも求められるポジションになる。プレースピードとクイックネスが必要な「縦に速いサッカー」。積極的に飛び出していくことを求めるハリルホジッチスタイルを考えると、相性がいいMFは蛍だろう。彼は縦にどんどん出て行くし、ボールを奪取する能力も高く、インターセプトもできる。長谷部誠も縦にスプリントする選手であり、縦にドリブルしてボールを運ぶ。つまり、スプリントを繰り返すことができ、ハードワークができて、球際も強い。そんな勇猛果敢な選手をハリルホジッチ監督は求めているのだと思う。

 4-3-3であれば、アンカーに長谷部、インサイドハーフの右に蛍、左に香川真司が私のファーストチョイスになる。もちろん清武弘嗣も候補のひとりだ。宇佐美貴史をインサイドハーフで起用する手もある。あるいは、技術や戦術眼で確かなものを持っている柴崎岳もインサイドハーフで見てみたい選手だ。さらには、先日の国内合宿に招集された米本拓司ら、新戦力の台頭にも期待したい。

 6月のW杯アジア予選で、ハリルホジッチ監督がどのフォーメーションを採用して、どんな選手起用をするのか楽しみだ。

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