日本代表の弱点であるDFラインのベストな組み合わせは? (3ページ目)

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 もちろん、センターバックは経験がないとできないポジションなので、彼らをいきなり日本代表で起用していく難しさはある。しかし、彼らだって、これからJリーグや五輪予選、リオ五輪で経験を積んでいくだろう。世界を見渡せば、22歳のフランス代表センターバックのラファエル・ヴァランは、レアル・マドリードでレギュラーを務めている。そういう若手がトップクラブにいるのだから、日本の若い選手もトップレベルで活躍をして、人材難と言われるセンターバックの活性化をしていってほしい。

■日本人の良さを生かせるサイドバックは競争激化

ケガの状態が気になるが、右サイドバックとして欠かせない戦力の内田篤人ケガの状態が気になるが、右サイドバックとして欠かせない戦力の内田篤人 続いてサイドバックだが、このポジションは日本人の特長を生かしやすいといえる。ハリルホジッチ監督が求めることに、「勤勉さ」「緻密さ」があるが、サイドバックはそれがもっとも求められる。真面目に動き続け、規律を守る。それは日本人選手のいちばんの強みだと思う。内田篤人、長友佑都がまさにそうだ。アップダウンを何度も繰り返して、試合終盤の体力的に厳しい時間でも上下動を続けることができる。

 また、サイドバックは相手との駆け引きと前線に上がるタイミングがうまくないと務まらないポジションだ。その能力をもっとも発揮しているのが内田だろう。スプリント力があるし、アップダウンするスタミナもある。シャルケに移籍してチャンピオンズリーグなど大舞台での経験を積み、フィジカルや球際の強さも増している。

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