西川周作が断言「浦和でタイトルを獲る。それが自分の使命」 (2ページ目)
――昨季まで対戦相手として浦和を見ていて、さまざまな情報やイメージがあったと思いますが、実際に移籍してみての印象はどうでしたか。
西川 やっぱりみんなうまいなっていうのが、キャンプのときにまず感じたことです。それに、浦和のサッカーは攻撃的なので、後ろから見ていてもワクワクする。面白さを感じながらプレイできています。ただ僕自身は、自分が入ってどれだけ失点を減らせるか、ということを意識して広島から移籍してきた。シーズンが終わったときにリーグ最少失点であれば、「西川が浦和に来てよかった」と思われるだろうし、サポーターのためにもそこにはこだわりたいです。
――「試合数より失点数を少なくしたい」と話していたことがあります。それは自分なりの目標とする数字なのですか。
西川 そうですね。継続的にリーグ最少失点を意識することで、自然とそういう結果になっていくと思っているので、自分たちの失点数もそうですが、周りの失点数もすごく気にしながら昨年も一昨年も戦ってきました。浦和でも僕だけじゃなく、最近はみんなが最少失点を意識してくれている。マキ(槙野智章)が上がればモリ(森脇良太)が下がるし、モリが上がればマキがっていう形で、リスクマネージメントのところはみんなで意識してやれています。ここまでのリーグ戦は、10試合で9失点(4月29日、第10節終了時点)なので、その点は非常にいいと思います。
――昨季の広島はリーグ最少失点(29失点)。西川さんから見て、同じことを浦和で実現するために何が必要だと思いますか。
西川 第5節の神戸戦が複数失点(1-3で敗戦)だったのですが、1、2点リードされると無理に反撃しようとイケイケドンドンになって、逆にカウンターでさらに失点を重ねてしまう。周りの選手から話を聞くと、昨年はああいう試合が多かったみたいですね。しっかりとバランスを取って戦うことが必要だし、リスクを冒すにしても、そのタイミングを大事にしていかないと。もちろん無失点が一番ですけど、このチームは攻撃力があるので余計な失点を重ねなければ勝つチャンスは絶対にあるし、それが最少失点にもつながると思います。
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