スタメン総年俸はガンバ遠藤ひとり分?昇格初年度の長崎がJ2で躍進中 (3ページ目)
しかし高木監督は、かつて同じ発想で横浜FCを監督1年目にしてJ2優勝に導き、昇格を果たしている。昇格のノウハウを持つ指揮官には、“走り奪うだけでもJ2の覇権は争える”という算段があるに違いない。
技術的、戦術的な問題から、J2はJ1よりもミスが多く、単純なミスの連続が勝敗を分けてしまう。それだけに、ミスを最小限にするために守りに重点を置いてから相手のミスを突いていく、というやり方は理にかなってはいるのだ。
現在、長崎はJ1昇格プレイオフ圏内にいる。フロントは「昇格1年目の目標は12位以内、2年目にプレイオフ昇格圏内(6位以内)」とするものの、長崎がJ1に昇格する可能性は今季が最も大きい、とも言える。
クラブとしての気運、敵の気のゆるみ、選手の猛る情熱など、多くの要素が長崎を後押ししていることは間違いない。
■佐藤由紀彦も登場!■
『アンチ・ドロップアウト ~簡単に死なない男たちの物語』
Jリーガーという名の哀しき“1年契約”人生
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著者プロフィール
小宮良之 (こみや・よしゆき)
1972年横浜出身。スポーツライター。 2001年から2006年までバルセロナで活動後、日本に拠点を移す。人物インタビューに定評があり、主な著書に「RUN」(ダイヤモンド社)、「アンチ・ドロップアウト~簡単に死なない男たちの物語」(集英社)
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