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サッカー日本代表を見る南米の目が変わった フォルラン、ガジャルド...対戦した3カ国の反応 (4ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【「長いプロセスを持つ代表」】

 そしてエクアドル。チームを率いるのは、やはり新監督となった元アルゼンチン代表のマルセロ・ガジャルドだった。

 フォルラン、ビスカロンド、そしてガジャルド。偶然に、3人は代表監督としての新しいキャリアを東アジアで始めた。そして3人とも、ある一点で意見が一致していた。日本のような強いチームと最初に戦えることは、新しい道をスタートさせるうえで非常にいいテストになる、というのだ。

 なかでもガジャルドの日本評は、とても興味深い。エクアドルの新聞『エル・ウニベルソ』に彼はこう語った。

「日本は時計のように機能している。ひとりひとりの選手がふたつ、三つの役割を持ち、それを見事に遂行している。日本は2026年ワールドカップで、大きなインパクトを残したチームのひとつだった」

 ガジャルドが何度も口にしたのが、8年間チームを率いてきた森保監督についてだった。

「私は森保のプレースタイルを徹底的に研究した。そして多くのことを学んだ」と言い、「サッカーに対する見方が我々とは大きく異なるチームと戦うことは非常に重要だ」とも語っている。

 このアルゼンチン人監督は、日本を遠くから眺めるだけの相手ではなく、実体を持ったライバルとして認識しているのだ。

 ブラジルのアトレチコ・ミネイロに所属するエクアドル代表のアラン・フランコも同じところを見ていた。

「日本は非常にいい代表だと思う。我々が新しいプロセスを始めるなかで、すでにはるかに長いプロセスを持つ代表と対戦できるのは、とてもポジティブなことだ」

『エル・ウニベルソ』紙は試合後、日本が同じ監督のもとで8年間仕事を続けていることを強調した。これは現代のサッカー界では珍しく、そしてその成果はワールドカップですでに明らかになっていた、としている。

 さらにガジャルドは、日本の新しい選手にも目を向けていた。

「今回の試合で、谷村海那など、これまで知らなかった選手がいることに驚かされた。日本の層の厚さがうかがえる」

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