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サッカー日本代表を見る南米の目が変わった フォルラン、ガジャルド...対戦した3カ国の反応 (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【「判定は我々を不快にさせた」】

「まず、我々にPKが与えられるべきだった。こちらのFWが日本のGKの上を越すボールを出したあと、GKが彼に接触した。これはどう見てもPKだった」

 そして「ベネズエラはこの試合で負けるような内容ではなかった」、さらに「敬意を欠いた扱いを受けたと感じている」とまで言った。

 また同監督が、「いくつかの審判の判定が我々を非常に不快にさせた。チームはこの試合について、ひどく打ちのめされた気分でピッチをあとにした」と述べていると、日刊紙『エル・ナシオナル』は報じている。

 ベネズエラメディアもこの試合に批判的だ。

『メリディアーノ』紙は、日本に与えられたPKを「異例のPK」と表現し、「日本のようなスピードと強さを兼ね備えたチームを相手に、引き分けを死守すること――それがベネズエラ選手たちの目標だった。しかし、日本に与えられたあのPKは、彼らの勝利に間違いなく汚点を残した」と、評した。

 レアル・ソシエダで久保建英のチームメイトであるホン・アランブルは、さらに強烈だった。彼は自身のSNSにこう書き込んだ。

「何としてでもホームチームを勝たせるために用意された親善試合」

 そして最後に一言、「Verguenza!(恥だ!)」。

 もちろん、これはアランブル個人の抗議であり、事実として日本に有利な判定をする意図があったことを示すものではない。だが、これほど感情的な反応が出たことは、この試合がベネズエラにとっていかに重要だったかを示している。

 興味深いのは、批判記事のなかでも、日本人選手の個々の名前が次々に出てくることだ。これまでだったら「日本が」と主語になるところを、試合を決めたVARの話題では「久保が......」、PKを決めた話では「上田(綺世)が......」、ベネズエラがPKを主張したプレーには「鈴木(彩艶)が......」と、議論が審判の判定に集中していたにもかかわらず、日本人選手の具体的な名前が報道の中心となっていた。

 テレビ局『テレムンド・デポルテス』は佐野、久保、鈴木を、日本を理解するための重要なキープレーヤーとしてラテンアメリカの視聴者に紹介し、『メリディアーノ』紙は日本を「最も興味深く、戦術的には現代的な代表のひとつ」とまで評した。

 ベネズエラは怒っていた。だが、日本を軽く見ていたわけではまったくない。むしろ逆だった。

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