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サッカー日本代表を見る南米の目が変わった フォルラン、ガジャルド...対戦した3カ国の反応 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【日本がリアルな戦いの相手に】

「彼のプレースタイルがとても好きだ。ワールドカップで彼のプレーを見た。すばらしい選手だし、彼のプレーが好きだ」

 これはとても興味深い発言である。これまで多くの選手や監督は日本を称賛する時、日本の組織力やスピードなどに言及してきた。しかしベンタンクールは、ひとりの日本人選手にワールドカップの頃から注目し、その名前とプレーを覚えていたのである。つまり、佐野はウルグアイの報道において、単なる日本人選手ではなく、ひとりの優秀な選手として認識されているのだ。

 一方、キャプテンのホセ・マリア・ヒメネスは、日本の得点の前に伊東純也のハンドがあったのではないかと抗議した。

 ウルグアイの新聞『エル・オブセルバドール』はこう書いている。

「日本は審判の助けなど必要としていなかった。彼らが上回っていたのは事実だ。しかし、試合があと数分短かったら、引き分けのほうが妥当な結果だったかもしれない」

 称賛もあり、不満もあった。しかし、そのどちらにも共通していたのは、日本が彼らにとって具体的な戦いの相手になっていることだった。

 日本の2戦目の相手、ベネズエラの反応はもっと激しかった。

 試合前、新監督オスワルド・ビスカロンドは日本を、ヴィノティント(ベネズエラ代表の愛称)にとって「非常に重要なテスト」と捉えていた。ベネズエラは南米で唯一、ワールドカップ出場経験がなく、2030年ワールドカップで史上初の大会出場を目指している。そんなベネズエラにとって、日本は自分たちの現在地を知るための相手だった。ワールドカップの常連国に成長した日本をリスペクトし、質の高い対戦になるはずだった。

 ところが試合が終わると、話題の中心は完全に変わった。その理由は判定、特に終盤に日本に与えられたPKだ。ビスカロンドは怒っていた。試合後、監督はベネズエラのラジオでこう語っている。

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